がんになった時の「お金」の話

がんになった時の「お金」の話は、自営業のおっさんとしては、かなり重要な問題になります。「生活費」はどうなるのか? 「仕事」はどうなるのか? この点について、思いつく限りでまとめてみました。

◆ ある日突然、収入が激減することになります。

まず、手術前後や、抗癌剤治療(私はまだやっていませんが)の期間は、仕事内容やスケジュールの関係から、「できる業務」は限られ、収入は激減します。

これはある意味、「ある日突然に」やって来ます。

私のような自営業なら、多少の調整はできるかもしれません。現に、あるお客様は、契約はそのままですし病院にお見舞いにも来て下さいました。

一方で、中止せざるを得なかった案件もあります。いずれにしても収入は激減します。

フルタイムが前提のサラリーマンの場合、「休職」ですみ職場復帰できる方は大変恵まれており、「退職」となるケースが少なくないと思います。

「退職」の場合、社保完備の企業のケースでは「失業手当」が支給されます。人によっては「退職金」が出るかもしれません。

が、自営業ではそれはありません。その分、仕事自体が調整ができるケースもありますが結構大変です。

そして何度も書きますが、この事態は「ある日突然に」やって来ます。

「来年、がんになる予定だから、今のうちに対策を、、、」なんてことは不可能です。

◆ 支出は保険診療であれば「上限」みたいなものはある

支出ですが、保険診療の範囲内であれば「高額療養費制度」というのがある。「限度額適用認定証」をもらってきて病院に提示すれば良いです。

大体の病院は、この点も説明してくれます。私も「何はともあれ、まずは限度額適用認定証をもらってこよう」と言う所から行動が始まったのを覚えています。

お金の段取りは重要なのです。

これにより、収入にもよりますが、1ヶ月にかかる保険医療費の実質的な上限が決まります。安心ですし、本当に助かります。

ただし、対象は保険診療までで、自由診療は民間療法は含まれないと思います。

実際は「病院が違ったらどうたら」とかいろいろあるので、そのさいはご自身で確かめることを強くおすすめでします。

自由診療や民間療法に手を出すと、かなり費用がかかってきます。いくつか調べたことがありますが、ケースによっては月額50万円とか100万円とか、かかるケースもあります。

ここまでくると、それぞれの家庭の事情によって大きくかわって来ると思います。

◆ がんは「長期戦」だと考えて収支を計画する

さて、大体の収入の状況と支出の状況が確認できたら、自営業のおいさんとしては収支の計画を考えることになります。もちろん概算ですが。

減った収入を、どんな方法で、どのくらいの期間で補わうのか? その可能性は?

等々を考え始めます。

と、同時に「少しでもがんが良くなる方法」も探し始めます。

その中には上記でも書きましたが、お高い自由診療や民間療法も出てきます。

ついつい「ちょっとだけやってみようか?」と思う時もあります。

設定した期間で効果が出てくれれば、払えない金額ではありません。が、予想外に長期化した場合、家計が確実にやばいことになります。

また、さらによいものが出てくるのも、ありがちなパターンです。

そんな中で、自分自身も、自分の家計も、確実に生きのびる方法を模索しないといけないのです。

大腸がんステージ4の場合、まずは2年後、3年後、5年後に元気で生きのびている事を目指します。たぶん、がん生活では、これまでの家計での収支よりも、より多くの支出が出てくると考えられます。

実際に、がん告知からまだたった4ヶ月程度(執筆時点)でも、予想外の出費につながるものが出てきています。

しかし、予算に上限があります。命がかかっていると言っても、出来ることとできない事があります。

5年後を目指すのであれば、ちゃんと考えておかないと家計が大変なことになるかもしれないのです。

「予想外の支出がたくさん出てくる」と言う前提で計画を考えないといけないのです。この点は、誰も責任をとってはくれません。自己責任で生きのびるしかないのです。