がんになった時の「保険」の話

がんになった時の「お金」の話の続編です。
自営業のおっさんとしては、かなり重要な問題になりますので、思いつく限りでまとめてみました。

◆ もしもの時の「がん保険」を見なおそう

さて、がんと言われた日に家に帰って一番最初に何をしたか?

私が入っている「がん保険」や「生命保険」の内容を確認した事です。

「病気・ケガ」の時を重視してプランを組んたつもりだったので、「診断一時金」や「入院給付」を確認して、心のそこからホッとしたものです。

よくよく見なおしてみると「通院」が弱いのが発覚しましたが、とりあえずは何とかなりそうな感じでした。

さて、ここからは「がん保険」の話になります。

もちろん「がん保険」をすすめる話も出てきます。

「あ、自営業とか言ってるし、保険屋か?」と思われるかもしれませんが、違います。(キッパリ!!)

「まわしもの」的な話も出てくるのも事実ですが、ぜひとも検討して頂いたいと思います。

当社のお客様は、中小零細企業様が少なくありません。(でも、保険屋ではありません。)

先日もあるお客様と話していましたが、あまり保険について考えていないようでした。「もし入れるなら、県民共済でも全労済でも良いから複数の保険に入っておいた方が良い。」と、思わず力説していました。

それだけ、「お金の問題」は、気持ち的に大きな影響を持っています。

◆ 「がん保険」は、がんになっていない時しか入れない

私ががんと診断された直後、加入していたある保険から「新バージョン」のDMが来ました。

その保険は、ケガには強かったのですが、病気にはちょっと弱かったのです。ある日数、入院すると保険がでるが、通院は出ないという古いタイプでした。

それが入院は1日から、、、等々、今風にいくつか改善されていました。

バージョンアップできる条件は「まだがんと診断されていない人」です。もちろん私は、この時点でアウトです。

がん保険は、がんと診断されると入れません。(現段階では)バージョンアップもできないと思います。

なので、がん保険は癌になる前に入る必要があります。

「後でいいや」と思っていて、ある日突然「がんです。」と言われたら、もう遅いのです。

何度でも書きます。

県民共済でも全労済でも、何でも良いから複数の保険に入っておいた方が良いです。

あと、より有利な「新バージョン」が出たら、予算が許されるのであれば、早いうちにバージョンアップしておいた方がよいです。

それが可能なのは、がんと診断されていない人だけに与えられた特権なのです。

◆ 「がんは再発する」を前提に考える

今回、私のがん保険で「診断一時金」が出ました。これはかなり助かりました。

では、一度治った、、、と言うか、「数年抑えられた」とします。その後、再発した場合、どうでしょうか?

この場合、以前入った保険では「一時金は出ない」事がほとんどです。手術や入院の保険は出ると思いますが。

調べてみたら、最近(この原稿執筆時)では、再発時にもいろいろとサポートがある保険が増えてきています。良いですね。

特に今は保険業界も生き残りをかけて必死です。どんどん有利な保険が出てくる事が考えられます。

でも、もう私はこういう有利な保険には入れないと思います。

ですので、がんになる前に、予算の範囲内で月額数千円の「がん保険」に複数入っておくことをおすすめしています。

そして、その内容は、定期的に見なおすことをおすすめします。

◆ 「がん保険」の請求タイミング

がんになった時に、保険はいつ請求するのか、という話です。

従来までの一般的なタイミングとしては、「手術後の退院時」に病院に診断書を申請して、保険会社に出すと言うパターンです。

今は保険会社毎に取り寄せる診断書のフォームが決まっています。なので複数社の保険会社に保険を請求する場合、保険会社の数だけ診断書を取らないといけなくなります。

そして、診断書は1通ごとに数千円(6千円とか、病院によって違います)かかります。

例えば、保険会社3社に保険請求する場合、診断書は3通必要になり、1通6千円かかる場合、これだけで1万8千円の実費がかかることになります。

がん診断時保険金用の診断書、入院保険金用の診断書、通院保険金用の診断書、とちょくちょく診断書を取っていると、お金がたくさんかかってしまいます。

なので、診断を受けて、手術をして、退院した時に「一区切り」として診断書を取る人が多いのです。病院の案内でも、「診断から入院、手術、退院」をワンセットとし、「退院時に保険請求用の診断書の申請もわすれないでね」的な説明になっていました。
では、そのタイミング以外で取るとどうなるのか?

私の場合、手術前に肺の腫瘍が見つかっており、この時点で複数回の入院・手術が決まっていました。

また、がん対策の為、引越しをすることにしました。

なので、資金繰りの関係で「診断時一時金」を先に請求することにしました。このタイミングに関しては、まったく問題なく可能です。

が、ここでトラブルが起こりました。

うまく伝わっていなくて、最初のポリープの削除(これが最初の入院とみなされました)の分の診断書しか出ていなかったのです。

8つ取ったポリープの中に悪性のものがあったので、入院の保険金は出ましたが、「上皮内」ということで「がんの診断一時金」の対象外となったのです。

この時にすでに出ていた「がんの診断」が欲しかったのですが、診断書に含まれてはいなかったのです。

この時は、再度説明して再び診断書を出してもらう事になりました。

原因はいくつかありました。

保険会社は、「ポリープを摘出、その際悪性があり、その悪性ポリープががんと診断された。」と解釈したのです。これは間違いではありませんが、「ポリープを摘出、その際悪性ポリープがあったが、さらにそれとは別に本物の(と言うのはへんですが)がんが発見され、検査の結果がんと診断された。」が正しかったのです。

保険会社はこの誤解をもとに対応する書類を送って来ました。病院側も、そのフォーマットに対応した内容を記載したという訳です。

「診断から入院、手術、退院」というセットからはずれる場合は、ちゃんと説明しないといけないと実感しました。